恵比寿で始まる、賢い不動産仲介のスタイル

2023.07.27

不動産の購入

マンション購入で後悔してしまう10個のパターン!対処法も解説

マンション購入の後悔

「マンションを購入するときは、どのようなポイントに気をつけるべきなのか」

「マンションを買って後悔しないポイントはあるのだろうか」

とお考えの方も多いでしょう。

マンションの購入となると金額も大きいため、失敗したくないと思う人は大半ではないでしょうか。買ったことを後悔しないためには、自分の希望するライフスタイルが実現できるのか吟味する必要があります。

マンションを購入するメリットとしては、駅や商業施設が近く立地条件が良い、管理人がいてセキュリティが整っている、見晴らしや風通しが良い、共用設備が利用できるなどがさまざまあります。しかし、デメリットになる面もあるため、購入したことを悔やむ人も少なくありません。

本記事では、マンション購入で後悔してしまう10個のパターンと、後悔した場合の対処法について詳しく解説していきます。住まいの購入は満足がいく結果になるように、ぜひ参考にしてください。

マンション購入で後悔してしまう10個のパターン!

マンション購入

物件は先に買い手が出てきてしまうと、購入できなくなります。人気の物件は申し込みが殺到するため、自分よりも先に買い手が出てきて買えなかった、というケースは少なくありません。「こんないい物件にはもう出会えない」と感じたときはすぐにでも購入したくなってしまうでしょう。

しかし、本当にそのマンションで後悔しないと言い切れるのでしょうか。実際に住んでみたら暮らしにくい、おしゃれな間取りだったけれど掃除がしにくかった、部屋数が足りなかった、修繕積立金の値上がりが予想外だった、など購入後で嫌な部分を感じてくることもあるでしょう。

自分の直感を信じて、勢いで購入して成功することもありますが、マンションの金額は高額です。失敗しても痛くない金額ではないでしょう。

ここでは、マンション購入で後悔してしまう10個のパターンについて紹介します。マンション購入の落とし穴でもあるため、しっかりとチェックしてみてください。

実際に住んでみたら暮らしにくかった

見学に行ったときは「素敵なマンション」と良い印象を持っていても、実際にそこで毎日生活するとなると住みにくかったと感じることがあります。

戸建てと違い、マンションはドアを開けてすぐに自分の家があるわけではありません。1階で暮らしている人以外は、エレベーターを使って自分の住んでいる部屋の階に行くため時間がかかります。特に見晴らしを優先して上層階の部屋を購入した人は、自分の部屋からマンションの出口までの距離が長く時間がかかるでしょう。慣れてしまえば平気な人もいますが、億劫に感じる人にとってマンションは不向きでしょう。

また、左右の部屋や上下階に住んでいる共同住宅です。他人と顔を合わせる機会も多く、騒音なども気になってくる可能性があります。防音性能の優れているマンションは増えていますが、それでも共用スペースがある以上多少の騒音は聞こえてくるでしょう。音に敏感な人にとってはストレスがたまる原因にもなります。

子育てには難しい間取りだった

マンション購入時では夫婦2人での生活を想定しても、途中で子どもが生まれて家族構成が変わることがあるでしょう。

夫婦2人でスマートに暮らすおしゃれな間取りと、子育てがしやすいような間取りは違います。子育てを想定していないと、子どもが生まれたとき「育児がしにくい」と感じてしまうケースは少なくありません。

たとえば、キッチンとリビングが直列になく、部屋を見渡しにくいと、キッチンで料理をしながら、リビングにいる子どもの位置が確認しにくくなります。また、ベッドを置く場所などに腰高窓があると、子どもが落下するリスクが出てきます。

そのほか、マンションの玄関が狭いとベビーカーを置くスペースがない、ベビーカーは置けたものの、「人が出入りする幅が狭くきつい、生活しにくい」ということもあるでしょう。

駐車場と駐輪場が不便だった

マンションの立地、設備や部屋の間取りなどが気に入っても、駐車場と駐輪場が不便だったというケースも少なくありません。

駐車場と駐輪場がある、という確認だけで使い勝手を気にしなかった、場所は抽選になってしまうことを把握していなかった、ということがあるでしょう。

また、マンションによっては台数の制限が厳しいこともあります。特に家族が多い場合は自転車を各自持つこともあるため「1家庭〇台まで」と決められてしまうと、全員分の自転車を同じ駐輪場に駐められない可能性もあります。

駐輪場が2段式のラックの場合、上段になってしまうと自転車を駐める際に、持ち上げなければならず、力が必要になります。女性や子どもには難しい、電動自転車は男性でも収めにくく大変になるでしょう。

テレワークに必要な部屋が足りなくなった

「家に仕事は持ち込まない」という人の場合はマンション購入時、仕事に集中できるような部屋を用意することを想定していないこともあります。

会社が毎日テレワークを導入した場合は、仕事用の部屋がない事態に陥るでしょう。戸建てであれば、「2階の1部屋は余っている」ということがあっても、マンションの場合は必要最低限の部屋数しかないこともあります。

書斎など仕事用の部屋がないとリビングにノートパソコンを置いて業務をすることになるなど、公私がわけられない状況に陥るでしょう。仕事に集中したくても気が散りやすく、集中力が低下、作業効率も悪くなる可能性が高いです。

また、ビデオ会議の際に、背景に余計な物が映り込んだり、子どもの声が入ってしまったり、仕事の関係者に生活感が伝わってしまうこともあるでしょう。

修繕積立金が値上がりしてしまった

マンションの場合、大規模な修繕工事に備えてマンションを買った所有者全員が毎月積み立てておく修繕積立金というものがあります。どのマンションも長期修繕計画が想定されているため、マンションに住む以上は必須になってくる費用です。

国土交通省による調査では、修繕積立金の平均額は、11,243円(駐車場使用料などを含むと12,268円)となっています。

参照:平成30年度マンション総合調査|国土交通省

出典:https://www.mlit.go.jp/common/001287570.pdf

修繕積立金は5年目あたりから値上がりしていくケースが多い傾向にあります。マンションを購入する際は、そこまで高いと感じていなくても、5年以上経って「こんなに修繕積立金が高かったのか」と気づくことがあります。月々の支払いが厳しくなって後悔する人もいるでしょう。

住宅ローンが始まったら資金がカツカツに

「住宅ローンが始まったらお金に余裕がなくなってしまった」「年々家計が厳しくて貯金も思うようにできない」という人もいるでしょう。

素敵なモデルルームを見て、住宅ローンを賃貸の料金のような額で提示されるとつい「マンションを購入しても賃貸のときのような経済感覚で良い」と思ってしまうことはあります。

しかし、賃貸時代の家賃と比較する場合は、住宅ローンの返済額だけで考えてしまうと危険です。マンションを購入するということは、管理費や修繕積立金、駐車場代など住宅ローン以外にも固定でかかってくるお金が毎月発生するため、経済的に苦しくなるケースも出てくるでしょう。

子どもの養育費やイベントごとでも資金がカツカツに

生活をしていると子どものイベントごとや養育費でもお金はかかっていきます。イベントごとに関しては、子どもが産まれてから、成人するまで、お宮参り、お食い初め、誕生日、七五三、成人式などのお祝い行事があります。行事ごとに写真館でプロによる写真撮影をするとなると、万単位でお金がかかるでしょう。女の子の場合、成人式では振袖一式をレンタルしてヘアメイクなどもつけると、10万円を超える料金になります。

養育費に関しては、学費だけ見ても、幼稚園3歳から高等学校3学年までの15年間の学習費総額は、子ども1人当たり約600万円〜約1,900万円程度かかってくると、文部科学省から発表されています。公立か私立かの進路先によって差はでてきますが、それなりの費用が必要になることがわかります。

出典:令和3年度子供の学習費調査|文部科学省

参照:https://www.mext.go.jp/content/20221220-mxt_chousa01-000026656_1a.pdf

大学に進学させたり、塾や習い事などに通ったりする場合は、さらに費用がかかってきます。夫婦だけで生活していたときは経済的に余裕があっても子どもがいることで、かなりの金額が必要になってくることは明らかです。

子どもが多い人ほど、資金がカツカツになることが予想されるため、見通しがあまいと日々の生活が困窮しかねないでしょう。

子どもができてから買えば良かった

マンション購入で後悔として上がりやすいのは、「子どもが生まれてから購入すれば良かった」という声です。

「子どもが生まれてからの家探しは大変になるから、出産前に家を決めたい」「賃貸アパートは壁も薄いから赤ちゃんの泣き声で迷惑をかけたくないから家を買いたい」ということはあり、家の購入を急いでしまう人は少なくありません。

しかし、焦って決めたことで子どもとの生活に適した空間をイメージできていなかったというケースが出てきます。

たとえば、エレベーターが狭いマンションの場合は、他の住人とエレベーターを使うタイミングが被らないよう気をつける必要も出てきます。マンションから駐車場が遠い場合は、買い物をした際に荷物を運ぶことに苦労するでしょう。

そのほか、子どもが遊べるようにジャングルジムや滑り台などを部屋に置きたいけれどスペースに余裕がなかった、子ども部屋の数が足りない可能性が出てきた、などの問題も出てくることもあります。「もう一度家探しをやり直したい」と後悔する人が一定数いるでしょう。

焦って購入したらさらに良い物件が出てきた

物件を見に行くと「人気があるのですぐに埋まってしまうかもしれません」と購入を焦らせるような一言をマンション営業から言われることがあります。相手は営業することが仕事ということもあり、急かすような発言をすることもありますが、実際に人気があるマンションの場合すぐに契約で埋まっていきます。

一度イメージしたマンションでの新生活を叶えたくなり、焦って購入してしまった場合、他に良い物件が出てきて後悔することはあります。

自分で慎重に決断して購入したのであれば仕方がないことですが、焦った部分が大きいと「もう少し慎重に検討すれば良かった」と悔やむことはあるでしょう。

独身のつもりで買ったら結婚することに

「自分は一生独身だろう」と思う人は近年増えていると言われています。独身で過ごした場合の終の棲家を意識して1人暮らし用のマンションを購入する人もいるでしょう。ただ、マンション購入後に良い人と出会って結婚、という展開に進むこともあります。

結婚後、そのマンションで暮らす場合、独身用のマンションでは2人で暮らす広さや部屋数が足りないことがあります。子どもが生まれることになれば引っ越しを検討する必要が出てくるでしょう。

賃貸や売却の目線で良物件ではないと判断されたマンションは、査定額の低さに驚くことになります。独身のつもりでマンションを購入したことを後悔するでしょう。

マンション購入で後悔した場合の対処法は?

マンション購入の対処法

ここでは、マンション購入で後悔したときの対処法について紹介します。すでにマンションを購入していて後悔の念が強くなっている方、今はマンション購入に意欲的でも後々状況が変わる可能性がある方は、ぜひ参考にしてください。

主な対処法は、マンションを売却するか、貸し出すか(家賃収入を得るか)になります。「マンションを購入しなければ良かった」とマイナスな気持ちを持ちながら生きていくよりも、状況を変えるためにどういった行動をとるといいのか考えていきましょう。

マンションを売却する

マンションを購入した人は、マンションを売却する権利も持っています。売却代金は、新居の費用や、住宅ローンの返済に充てることが可能です。

マンションを売却できてしまえば、修繕積立金や管理費などのマンションに住むことでかかってきた支出をストップさせることができます。

マンションは立地条件が良いケースが多いため、需要が高く、比較的すぐに買い手が現れやすい傾向にあるでしょう。思っていたよりも高値で売れることもあります。

築年数が経過していると、売却価格は大きく下がってくるため、売ると決めたら早めに査定依頼や不動産会社選びなど、売却活動をスタートさせましょう。

また、マンション市場が活発なタイミングに売り出すことも大切です。4月からの新生活に向けて物件を探している人は出てくることが多いため、2月あたりに売り出せるように計画を立ててみてください。

マンションを貸し出す(家賃収入を得る)

「せっかく買ったマンションを売却するのは寂しい」「〇年後はまた住む可能性がある」という方におすすめなのが、マンションを貸し出して家賃収入を得る方法です。

賃貸にするため手放さずにすみます。賃貸の契約期間が終了すれば、もう一度マンションに住むことも可能です。

ただ、住宅ローンが残っている場合は、ローンを組んだ際、金融機関と締結した契約書に記載した内容と異なってしまうため賃貸に出すことはできません。しかし、金融機関と話し合って、住宅ローンから不動産投資で収益を得るための「不動産投資ローン」に借り換えを行えた場合のみ、購入したマンションを賃貸物件にすることができます。

賃貸に出す準備が整っても、空室のリスクがある点は注意しましょう。立地が悪かったり、築年数が経過していたりするマンションの場合、入居者が現れない可能性も十分あります。

まとめ

マンション購入まとめ

マンション購入で後悔してしまうパターンを10個ほど紹介しましたが、自分に当てはまりそうな内容はあったでしょうか。

マンションを購入したことを後悔しないためには、モデルルームや住む予定の街には時間を変えて何度も足を運んでください。数回行く程度では、マンションを購入する楽しみでワクワクして冷静に物件の良し悪しを把握できていないことがあります。現実で生活していく想定をして、納得がいくまで細かく確認することが大切です。

しかし、しっかり考えてその時点では満足できる物件でも、数年後、数十年後、想定した展開が変わっていることは十分あり得ます。

変化に困らないためには資金的な余裕も必要です。賃貸のときの家賃感覚で住宅ローン額を捉えてしまうと、カツカツになる可能性があることには注意しましょう。

ただ、マンションの利点には資産価値が落ちにくい傾向があります。「いつかマンションを売るかもしれない」という意識を持って、買い手が現れやすい物件を選ぶ視点を持っていると、いざ住み替えることになっても困らないでしょう。

CONTACT 住まいの無料相談

一番上に戻る

営業電は0!住宅購入のプロに相談しよう