恵比寿で始まる、賢い不動産仲介のスタイル

2022.09.26

不動産の購入

小学校限定で不動産購入を検討するときに知っておくべきこと!

不動産を購入する目的は、人によってさまざまです。
災害が少ない地域へ移動する、勤務先に近い場所に住みたい、親が住んでいる近くに住みたいなど色々な理由があります。
そして、子どもを良い小学校(中学校)に入れたいというのも不動産購入をする1つの理由になります。

子どもを中心に不動産を購入した場合、どのようなことが起きるのでしょうか。
本記事では、子どもの入学する小学校を限定して不動産を探す、購入する場合、どのようなことが起きるのかを解説します。

小学校区限定で不動産を購入する目的

小学校区限定で不動産を購入する目的は1つではありません。
この目的により小学校区限定で不動産を探すメリットやデメリットが多少変わります。
小学校区限定で不動産を購入する主な理由は次のとおりです。

●今住んでいる小学校区から移転したくない
●教育レベルの高い小学校区に移りたい
●事情があり今の小学校区から移らせたい
●通わせたい中学校がありその中学校区の小学校に先に通わせたい

これらのように、小学校区限定で不動産を購入するといってもさまざまな理由があります。

ここからは、小学校区限定で不動産を探す理由として最も多い「教育レベルの高い小学校に移りたい」という理由で不動産を探すときのメリットやデメリットを紹介していきます。

小学校区限定で不動産を探すメリット

小学校区限定で不動産を探すメリットは、次のとおりです。

●不動産の価値が下がりにくい
●住環境が良い場合が多い

これら、各項目について解説していきます。

不動産の価値が下がりにくい

人気のある小学校区では、なかなか不動産が購入できません。
需要が供給を上回っているからです。
需要が供給を上回っていると、不動産の実勢相場がどんどん上がっていき、不動産価値が下がりづらい状況になります。
そのため、建物が古くなっても価値を維持するなど値が下がりにくい資産を手に入れるのと同じことになります。

住環境が良い場合が多い

人気の小学校区には教育レベルが高いファミリーが集まります。
また、資産価値が高いエリアのため年収が高い人しか不動産を購入できず、小学校区に年収が高い人が多く住むようになってきます。
このような地域は、一般的に治安が良く、住環境がより良くなる傾向があります。

子どものために人気エリアに住んだら、住環境もとても良かったという付属の特典が付いてくるわけです。
ただし、小学校区の全域が住環境が良いというわけではなく、学区内でも治安が良い地域と悪い地域に分かれてしまう小学校区もあるので注意が必要です。

小学校区限定で不動産を探すデメリット

小学校区限定で不動産を探すデメリットは、次のとおりです。

●子どもが小学校を卒業したあとに不動産の価値を見出しづらくなる
●教育レベルが高い小学校は山手にあることが多く通学が不便
●物件がなかなか見つからず見つかったときには小学生高学年になっていた
●不動産があまりにも高額になり条件の悪い建物に住むことになった

これら、各項目について解説していきます。

子どもが小学校を卒業したあとに不動産の価値を見出しづらくなる

子どものために小学校区で不動産を購入した場合不動産の価値は安定しますが、不動産自体に住む価値を見出しづらくなります。
小学校区限定で不動産を探している人の多くは、良い住まいに住みたいという意識より子どもを良い小学校に入れたいという気持ちが強く現れてしまいます。
そのため、子どもが小学校を卒業してしまうと、不動産を購入した目的が完了してしまい価値を見出しづらくなります。

教育レベルが高い小学校は山手にあることが多く通学が不便

教育レベルの高い小学校は山手や駅から離れた場所にあることが多く、子どもにとっては通学が不便になる可能性を秘めています。

不動産は山手になると造成費用がかかり、年収のある人しか住めなくなります。
年収のある人が多くなってくると、教育レベルや住環境が良くなり不動産の価値が上がっていきます。
そのため、山手は教育レベルが高い小学校になりやすいということです。

しかし、当然ながら山手は高低差があるため、子どもにとっては通学が大変な場合もあります。
通学に関しては通わせる小学校へ行くには徒歩通学をしなければならないのか、バス通学もあるのかなどを事前に調べておくと良いでしょう。

物件がなかなか見つからず見つかったときには小学生高学年になっていた

人気のある小学校区は往々にして探している人ばかりで、不動産がなかなか売りにでません。
そのため、人気のある小学校区に固執して探してしまうと、長期間、不動産を見つけることができず、物件が見つかったときにはすでに子どもが大きくなっていたというようなことも起きます。

不動産があまりにも高額になり条件の悪い建物に住むことになった

人気のある小学校区で不動産を探していたときに、不動産が売りに出ても自分の探している金額帯で不動産が出るとは限りません。
人気エリアの不動産は土地が広かったり、建物に凝っていたりして価格が跳ね上がることがあります。

それとは逆に、値段は高いが建物がかなり老朽化しており、多額のリフォームをしないと利用できないというようなケースもあります。
どちらの場合でも人気のある小学校区の場合は、不動産が高額になりやすくなってしまいます。

そのため、自分の予算を超えて不動産を購入したものの、建物の状態が悪いなか住まないといけないということも起きてしまいます。
子どものために良いエリアで探しているにも関わらず、良い住宅に住めないのでは本末転倒になってしまうのではないでしょうか。

小学校区限定で不動産を探すのはデメリットが多いため条件付きで探す

小学校区限定で不動産を探す場合は、メリットよりデメリットのほうが多くなりがちです。
そのため、小学校区限定で不動産を探すときには、ある程度の条件を決めておくのが良いでしょう。

条件は人によりますが、条件をつけるとしたら次のようなことが考えられます。

●子どもがある一定の歳になるまでは小学校区限定で探す
●探している小学校区で不動産が売りに出ても予算は絶対に超えない
●住まいにこだわって不動産を探す

これらの項目について解説していきます。

子どもがある一定の歳になるまでは小学校区限定で探す

小学校区限定で不動産を探しているとどうしても長期にわたって探すことになってしまいます。
そのため、時間がかかりすぎると子どもが成長してしまうこともあります。
長い年数を掛けて小学校区で探しても、あと数年で小学校を卒業してしまうような年齢で不動産を購入しても仕方がありません。

このようなことが起きないよう子どもが小学校に入るまでの年齢までは小学校区で探す、小学校に入学するような年齢になれば中学校区で探すなど余裕を持った計画にするほうが良いでしょう。

探している小学校区で不動産が売りに出ても予算は絶対に超えない

なかなか探していても不動産が売り出されない地域で、パッと売り物が出た時、探している予算を大きく超えた不動産のときがあります。
しかし、このような不動産の場合、予算を超えてまで購入するのはやめておいたほうが良いでしょう。

予算を超えて不動産を購入した場合、住宅ローンを多く借り入れることになるケースが多くなります。
年収に見合っていない住宅ローンを借りると、住宅ローンで破産する可能性が高くなってしまいます。
住宅ローンを安定して返済できるのは、返済比率20%~25%と言われています。
つまり、額面年収に対して住宅ローンの年間総額が20%~25%に収まるかどうかを目安にします。

例えば、年収800万円の返済比率25%ならば、年間の住宅ローン返済額は200万円、月々払いの金額は16万6,600円くらいまではOKということです。
逆を言えば、この返済額以上になる住宅ローンは借り入れていけないということです。

住まいにこだわって不動産を探す

小学校区にこだわって不動産を探していると住宅を探す気持ちより、探しているエリアで不動産が購入できれば良いという気持ちになりがちです。しかし、住むのはエリアではなく、住宅です。そのため、住宅の性能や築年数を無視した探し方は避けなければなりません。

特に住宅性能が低く、自分の予算を超えるような不動産を購入することは絶対にしないようにしましょう。
せっかく購入した住宅の住み心地が悪く、リフォームの予算も取れないのでは住みだしてから必ず後悔してしまいます。

このようなことが起きないよう、探している小学校区で住宅の価値がきちんと残っている不動産を購入することが大切です。

小学校区限定で探してもなかなか見つからないときにすべきこと

小学校区限定で不動産を探してもなかなか見つかりません。
小学校区限定で不動産を探すにはちょっとしたコツが必要となります。

このちょっとしたコツとは、次のような方法です。

●地元の小さな不動産会社に問い合わせてみる
●小学校区内の空き地や空き家を調査する
●住宅ローンの審査をあらかじめ通しておく

このコツについて、それぞれ解説していきます。

地元の小さな不動産会社に問い合わせてみる

不動産を探す場合には不動産会社に顧客情報を登録してもらいます。顧客情報を登録してもらい、顧客情報に合った不動産が売りに出されたら不動産会社から連絡がきます。

不動産を探す場合は、大手不動産会社数社くらいにしか顧客情報を登録してもらわない人がいます。
しかし、人気の小学校区で不動産を探している場合は大手不動産仲介会社だけに顧客情報を登録してもらうだけでは不十分です。

地元の情報に精通した街の不動産仲介会社にも連絡して、不動産が売りに出されたときに街の不動産仲介会社からも連絡が来るようにしておきましょう。

街の不動産仲介会社は、独自のネットワークを持っていることが多く、大手不動産仲介会社が手に入れることができない不動産情報を入手してくることがあります。ただし、街の不動産仲介会社の情報網は少ないことが多いため、街の不動産仲介会社には何社も声掛けをしておきましょう。

小学校区内の空き地や空き家を調査する

不動産仲介会社にもよりますが、空き地や空き家の所有者を調べ、所有者に空き地や空き家を売却しないかと営業してくれる不動産仲介会社があります。

そのような不動産仲介会社に対して、探している小学校区内の空き地や空き家を自分の足で調査してその調査結果を伝えます。
所有者を調べるのには登記簿謄本の取得が必要で、その費用分を不動産仲介会社から請求されるかもしれませんが、必要経費として考えましょう。

ただし、この方法が成功する確率はかなり低く、何年経過しても小学校区で希望の不動産が売りに出されないときにだけ利用する方法と考えておく必要があります。

住宅ローンの仮審査をあらかじめ通しておく

不動産仲介会社は新たに売却不動産情報が入ったとき、顧客へ渡す順序をつけます。
どのような順序で渡すかは一概に言えませんが、すぐに購入してくれそうな顧客へはかなり早い段階で情報を出す傾向があります。

すぐに購入してくれる顧客というのは、購入意欲が高く、金銭的にすぐに購入できる人のことを指します。
つまり、住宅ローンの仮審査に通っていない人は、すぐに購入できる人には該当しないということです。
そのため、住宅ローンの仮審査をあらかじめ掛けておき、すぐにでも不動産売買契約ができる状態にしておきます。

住宅ローンの仮審査は購入する不動産が決まっていなくても審査をすることが可能です。
また、住宅ローンの仮審査は無料でおこなえるため、先におこなっておくデメリットはほとんどありません。

まとめ

子どものために小学校区限定で不動産を探している人は多くいます。
我が子のために教育レベルの高い小学校、住環境の良い小学校に入れたいというのは、親の気持ちとしてあることでしょう。

しかし、小学校区限定で不動産を探すのは、デメリットが多く注意が必要です。
特に金銭的に無理をしないといけないケースが出てしまうことには要注意です。
人気のある小学校区は不動産の価格が高い場合が多く、住宅ローンの返済比率が高くなってしまうことがあります。

住宅ローンは返済比率を20%~25%に抑えておかないと、返済できなくなる可能性が高くなってしまいます。
せっかく手に入れた小学校区の不動産を手放すのは、とてももったいないことです。

人気のある小学校区で不動産を探す場合には、このようなことにならないようあらかじめファイナンシャルプランナーなどのお金の専門家に相談しておくと良いでしょう。
自分はどのくらいの住宅ローンを借りることができるのか、どの価格帯の不動産を探していけば良いのかなどが分かります。

人気のある小学校区で不動産を探す前には、資金計画をしっかりと立てたうえで探し出すのが重要なことです。

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